300313稽古

この日は、石渡師範がいらっしゃらないので、矢野師範の指導でした。

片手持ち二カ条肘締

→応用 片手もち二カ条肘締からの小手返し

横面打ち肘固め(七里引き)

→応用 横面打ち肘固めからの側面入り身

型としては、一緒なのですが、内部感覚や微妙な手の内、力の遣い方で二カ条はいろいろな方法があります。

初心者に教えるのは、ある意味「生の力」を使った二カ条の締めです。力を入れてどのように効くか、また受けを取るとどれくらい痛いか、それをわかってもらうのが必要です。

ある程度やっていると抵抗力が必然的に備わりますので、そこからが工夫です。一つには、軽く持つこと、そして力の質を変えることがあります。

おそらく抜きの技にもかかわってくるのですが、二カ条を「生の力」を使って極め抵抗を受けて(もしくは自然抵抗力で効かなくて)止まってしまった瞬間に、その部分を固定(固めるというよりも、つながりのみを維持する感じ)し、上体の力を呼吸を使って抜き、力の質を変えて極めると、二カ条があっけなく極まるときがあります。

膠着した状態からの変化、これが黒帯以降に研究する課題の一つですね。

啓蟄の日の稽古

今日は啓蟄です。二十四節気で、土中のこもっていた虫が出てくるような日という意味だそうです。季節の変わり目ですね。

石渡師範から、啓蟄という季節の変わり目で、体調に気を付けてくださいとのお言葉がありました。また啓蟄という機会、自然の変化を感じ、気づいていくこと、そして体調を合わせていくことが大事だとのお話がありました。

合気道は天の理を体に現したもの。

植芝盛平開祖の言葉にある通りです。無理をせず天と地の力をうまく使う、これが合気道の奥義なんでしょうね。(私は言葉だけでまだ実感は、わずかにしかできませんが)

さて今日は、横面打ち二カ条押さえ(1)の稽古が主でした。もちろん基本技の範疇に入るものです。練精会では、まず形から教えます。形はある程度稽古すればできます。覚えられます。しかし、その質は稽古のたびに変化するものです。

ポイントを挙げれば
・目付
・受け止めの強さ
・受けの打ち込みの力の受け流し
・二カ条に入るときの間合い
・受けの肘を曲げさせるための工夫
→さらにその工夫を、いかに見えなく、小さくしていくか。

私も形ばかりを追って満足しがちですが、今日は師範から注意を受け、はっといたしました。私は動きが大げさなのです。指導をする際にコツとして教える分にはよいのでしょうが、ある意味見え見えのフェイントになってしまっているようです。

「それじゃあ、効かないよ」

とのご指導をいただきました。小さく見えないように、でも相手への作用は大きくなるように、そうした工夫と意識が合気道の上達の秘訣です。

形を守り、形に囚われない。

そうした稽古を行うべきであると、改めて思いました。

稽古に来る人が少ない時ほど稽古のチャンス

10月が終わります。
12月の第一週は下期の審査ですが、11月は火曜日稽古が2回しかありません。(詳しくは稽古カレンダーをご覧ください)

10月は稽古に来る人が少なかったですね。気温の乱高下があったにせよ、涼しく稽古にはちょうど良かったのですが、だいぶ人が少ない日々が続きました。

審査だけが稽古目的ではないので、審査が近いからもっと来てくださいよ、というのはおかしいのですが、ちょっと人が少ないので寂しいです。

今日は、審査のある人は審査稽古、ない人は各自の課題でした。私はちょっと単独鍛錬を行っていたのですが、師範が「抜き」の極意を教えてくださいました。

今日の抜きの稽古方法は次の通りでした。

①合気揚げ:まずは脇下、肩口に当たるように指先を張り合気する。次に肘を柔らかく使って揚げるが、このとき腹がへこむように抜きを使って揚げる。
受けの体が浮くようにする。
立ち技でも同様に行い、受けの体が浮いたら、片方の手を自然体に下げ、掌だけ操作する。すると受けは崩れ落ちる。またこのとき、中心力がしっかりしていれば、受けはたまらなく仕手の中心に引き寄せられる。

②片手合気入れ、抜き投げ:受けが仕手の片手をぐっとつかむ、瞬間に仕手は指先を張り受けの肩口(脇下)へと合気を入れる。力をとらえたら、そのまま体の中心から抜くようにして、仕手の後ろ(よこ)に手首を返して、受けを転がせる。そのままとらえれば受けは動けない。

③両手持ち天地投げ2(抜き):天の手は、釣り手となり、さらに手の内の合気を使う。(剣の握り)地の手は、抜きの片手もち側面入り身投げ2の要領(体の変更2の抜きバージョン)とし、受けの手を密着して離さないようにして、腰から崩していく。受けはたまらず、絡まるようにして崩れあがってくるので、仕手は転換して足を出すと、受けはもんどりうって返る。

かなりわかりにくいと思いますが、仕方ないのです。感覚的なものが大きいですから、抜きは。

人の少ない日に来続けているとこんないいこともあるのです。

人の少ないときは、師範に特別な感覚を教えていただくチャンスですよ!

切り落としの体遣い

合気道の稽古では、よく剣を振り下ろすように、という喩えを使います。
果たして剣を振り下ろす動作を日常的にやっている人がどれだけいるかが疑問ですが、この振り下ろしにも、いろいろとやり方があることが、実際にやってみると分かります。

・放り投げるように斬る。

・放物線を描くように。

・剣の重さを生かして斬る。

などなど。

それぞれ微妙に身体の使い方が違います。
私が最近の練習する剣の型に「雷刀」というのがありますが、これは文字通り雷が落ちるが如きの豪壮な型です。といっても動き自体は単純ですが、この体遣い、刀使いこそ体の合気、呼吸力に直結するものだと思っています。

興味ある方、是非私まで聞いてください。一緒に稽古しましょう。

290816三島大社奉納演武を催行しました

恒例の三島大社奉納演武を無事終えました。

小雨、時には少し強めに降る中、11時から約1時間半ほど、演武大会を行いました。今年は、沼津西高校が廃部となったため、護身術等の演武が中学生会員の演武に変わりました。かなり長時間の演武となりましたが、無事やり遂げたことは、すばらしいの一言です。

会員は例年通り、半分ぶっつけ本番で行いましたが、怪我もなく、舞台から落下することもなく(笑)演武を終えることが出来ました。

観覧にいらしてくださった皆様ありがとうございました。

片手持ち正面入身投げ

先日の稽古で、師範がこの技を指定されました。なかなか普段やらない技です。この技の妙味は、片手を持たせたまま受けの肩口に巻き上げ、体を崩すところにあるのですが、その際の説明に感じ入りました。

師範は最初あえて肩口に持ってくるとしか言われませんでした。

その後しばらくして種明かしをするように、「最後には相手の指先を掴んで反らせるのだけれど、最初から「掴む」と教えると、相手の手が離れてしまう」とおっしゃっていました。

私はこの技は「抜き」の感覚を使う技だと思っていますが、それは始めてやる人には先の話。まずは掴ませたまま相手の手を通じて、相手身体中心をあやつること、これを意識して稽古する必要があります。

やはり見てますと手を掴むという最終形にこだわり、最初から掴んでしまう人が多くなっていました。教え方、って難しいのですね。

あえて教えない、ということも大事だと思いました。

審査が近くなってきました。稽古に来て下さい!

平常の稽古に出ていれば、こんなに審査前に焦らなくてもいいのに・・・と思っている人、いますか?(笑)

審査まで二週間となりましたが、ちょっと稽古に来る人数が少ないような気がします。審査対象の人が少ないのかもしれませんが、それでも審査対象の人の出席がちょっと少ないかなあ、と思っています。

審査はあくまで普段の稽古の延長戦にあるもの。技の形だけなぞっても、審査には合格して得るものが少ないですよ。と苦言を呈します。

技の形を覚えたら、一度上級者に受けてもらってください。その上級者に受けてもらって、細かい指導を仰いでください。同級同士で仕手受けをやっても、感覚で分からない部分があります。本当の形稽古をやるのであれば、同級同士の稽古の中でも、受けの形に理合が含まれているので、意味があるのですが、なかなか今受けの形まで細かく指導できないので、上級者に受けてもらう、というのが近道であると思います。

もっともその上級者が「耐える」稽古しかしないのであれば、時間の無駄ですからそうそうに引き上げたほうがいいですね。あくまで上級者は、「受け」をしながら仕手を導くことが出来る人でなければ、なりません。

仕手・受けの稽古方法がなぜ長く採用されているのか、その意味を考えるといいと思います。

体捌き

石渡師範がいらっしゃらないとき、体捌きの稽古を加えています。
体捌きの向きに正しい方向があるわけではないのですが、ある一定の動きがスムーズに出来ることが目的です。
止らずスムーズに体捌きをして死角に入る足遣いを学ぶことで、自由技等にバリエーションが増えていきます。

普段互いに止った状態からの稽古が多いため、動きの中で技をかける稽古が少ないように思えます。特に審査稽古ばかりしていると、合気道らしい呼吸・タイミングが養われないと危惧します。

回転動作や体捌きをこれからも取り入れていきますので、よろしくお願いします。